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「心が疲れた」は気のせいじゃない。メンタル不調を乗り切る5つの意外なハック

なんだか分からないけど心が重い。理由を考えても、漠然としていて答えが出ない。そんな時、「自分はメンタルが弱いのかもしれない」「もっと頑張りが足りないんだ」って、つい自分を責めてしまっていませんか?多くの人が、心の不調に対して「もっとポジティブに考えよう」っていう精神論で立ち向かおうとします。

でもね、精神論で無理やり前向きになろうとすると、かえって自分を追い詰めてしまうことも。記事では、岡田斗司夫さんの深い洞察に基づいて、具体的で少し意外な「心を軽くする技術」を5つのハックとしてご紹介します。あなたの心を「鍛える」んじゃなくて、「守る」ための実践的なヒント。一緒に見ていきましょう。

目次

1. あなたの心はトラックだ。荷物の積みすぎは「運転手」の責任

動画で岡田さんが「 あなたの心はトラックだ。荷物の積みすぎは『運転手』の責任」と言ったとき、僕は思わず「なるほど!」と感じました。

心の積載量オーバーという考え方

心が辛くて死にたいと感じるのは、心の積載量オーバーだ

休職中の僕にとって、この表現はめちゃくちゃしっくりきたんです。だって仕事中の時、心が重くて辛かったから。何かが積み重なりすぎて、もう動けなくなってる感覚。まさに積載量オーバーだったんですよ。岡田さんは動画の中で、心の不調を説明するために、すごく分かりやすい比喩を使っていました。

心と体=トラック、あなたの意識=運転手

想像してみてください。あなたは一台のトラックの運転手です。もし、700kgまでしか積めないトラックに1トン、2トンの荷物を無理やり積んだらどうなるでしょう? トラックは動かなくなって、やがて壊れてしまいますよね。動画で岡田さんはこう言っていました。

トラックには積載量っていうのがあらかじめ決まってて、例えば700kgっていう積載量が決まってるんだったら、1tとか2tとか乗せたら動けないし、壊れるに決まってるんですよ。どれぐらいの重さを乗せるっていうのはトラックのドライバーの仕事であって、トラックの責任ではない

この時、責任はトラック自体にはありません。悪いのは、積載量を無視した「運転手」なんです。

心と体は「共有財産」である

岡田さんによれば、僕たちの心や体って「自分だけのもの」じゃないんですって。意識としての「私」と肉体としての「体」が共同で所有する「共有財産」なんだそうです。僕たちはつい、意識(運転手)こそが自分だと思いがちですよね。でも実際には、物理的な乗り物(トラック)と切り離せない。

心がトラックそのもので、自分自身が運転手っていう表現は、僕にはものすごくしっくりきました。「心が疲れた」って感じる時、僕たちは精神の弱さを責めます。でも本当は、物理的な負荷が原因かもしれないんです。例えば、鉄分不足がイライラを引き起こしたり、寝不足が無気力に繋がったりするように。

トラックの積載量を超えないように調整するのが自分の役割

トラックの積載量を超えた負担を載せたら絶対壊れます。だから、積載量を超えないように調整するのが自分(運転手)の役割なんだって、動画を見ていて深く納得したんです。自分を責める前に、まず「荷物を降ろす」こと。つまり物理的な負荷を見直すことから始めるべきだ、っていうのが最初の気づきです。

2. 悩む前には「準備運動」を。男子は米を、女子は甘いものを

動画でこの話を聞いたとき、「マジか!」って思わず声に出してしまいました。悩む前に準備運動? そんなこと考えたこともなかったです。

悩む行為は「高負荷な運動」

岡田さんの話によると、「悩む」っていう行為は、ただ静かに思考を巡らせているだけに見えるけど、実は心のカロリーを大量に消費する「高負荷な運動」なんですって。準備運動なしに激しい運動をすれば体を痛めるように、コンディションが悪い状態で悩み始めると、心は簡単に悪い結論へと暴走してしまうんだそうです。

確かに、お腹が空いてイライラしている時って、何を考えてもネガティブになりがちですよね。

『じゃりン子チエ』が教えてくれる本質

動画の中で岡田さんが紹介していた漫画『じゃりン子チエ』のエピソードが、すごく印象的でした。主人公のチエが父親のことで思い悩んで、「死にたい」って漏らすんです。するとおばあさんはまずラーメンを食べるよう促すんですって。おばあさんの言葉が本質を突いているんですよ。

人間にとって一番悪いのは、お腹が空くことと寒いこと

この表現、僕は「なるほどな」って思いました。おばあさんは続けて、不幸は「ひもじい→寒い→死にたい」っていう順番でやってくるって言うんです。動画で紹介されていたこの言葉、すごく心に残りました。

人間に一番悪いのは腹が減ることと寒い言うことですわ…ひもじい、寒い、死にたい。不幸はこの順番でやってきますのや。

迷ったらまずは食おう!

動画で岡田さんが提案していた方法は、驚くほどシンプルです。

  • 男子はまず米を食え
  • 女子はまず甘いものを食え

辛いことがあった時、まずはお米をしっかり食べる。ケーキでもプリンでもいいから、まず甘いものを口にする。心の問題に取り組む前に、まず体の声を聞く。これが、賢い悩みの作法なんだって。不思議なことに満腹になると「まあ、なんとかなるか」って思えてくるんですよね。

3. 「落ち込み」にタイマーと面積をかける思考法

動画でこの話を聞いた時、正直「なんだこれは?」って思いました。ぱっと見、何を言っているのか分からなかったんです。でも内容を聞いて、めちゃくちゃ納得しました。

悩みを「コスパ」で捉える斬新な視点

あなたの「落ち込み」にコストパフォーマンス(コスパ)っていう概念を適用したらどうなるでしょう? 岡田さんは動画の中でこの斬新な視点を提案していました。「悩みの深さ × 継続時間」によって生じる精神的なコストが、悩みから得られるメリット(成長や解決策)を上回るなら、悩み方は「コスパが悪い」って言えるんですって。

大学受験の勉強も、1〜2年の苦労なら合格の喜びで報われるけど、4年も5年も浪人すれば、苦労の総量が喜びを上回ってしまうかもしれない。確かにそうですよね。

悩みに「終わり」を設ける技術

じゃあ、どうすれば「悩みのコスパ」を管理できるのか。動画で岡田さんは、悩みに「有限性」を与える具体的なテクニックを2つ教えてくれました。悩みのコスパを管理するための方法が、時間と面積で区切るっていう捉え方。これ、とても良いなって思ったんですよ。

1.時間で区切る

    時計を見て、「よし、今から15分間だけ本気で落ち込むぞ」って決めるんです。タイマーが鳴ったら一度立ち止まって、「もうワンセット延長したいか?」って自分に問いかける。悩みって続けていると永遠と悩んでしまうから、区切りを設けて一気に悩みまくるっていうのは確かに理に適ってますよね!

    2.面積で区切る

    ノートを1ページ開いて、「このページが埋まるまでなら、いくらでも悩んでいい」って決めるんです。どんなに小さな字で書いても、物理的なスペースには限界があります。ノートの面積と時間で悩みの終わりを区切っておくこと、めっちゃ参考になりました。

      僕のモーニングページも同じ原理だった

      実は僕、朝にモーニングページをやっているんですが、これも3ページと終わりが決まっているんです。動画を見て、「あ、これも同じ原理だ!」って気づきました。永遠にぐるぐると悩むくらいなら、終わりを設けて悩みぬくって大切だなって思うんですよ。

      動画で岡田さんが言っていたこの方法の目的は、ダラダラと無限に広がりがちな不安や自己否定に、「終わり」っていうフレームを設けることなんです。これによって、自分が悩みに飲み込まれるんじゃなくて、悩みをコントロールしているっていう感覚を取り戻すことができるんですって。

      4. すぐ泣くのは、メンタルが弱いからではなく「体の反射」

      動画でこの話を聞いた時、僕はかなり救われました。僕自身も泣き虫なので(笑)。この発想も斬新だなって思ったんです。

      涙は「肉体の反射」にすぎない

      「些細なことで傷ついて、すぐに泣いてしまう。自分はなんてメンタルが弱いんだろう…」そんな風に悩んでいる人に対して、岡田さんは動画の中で全く違う視点を提示していました。

      あなたが泣きやすいのは、メンタルが弱いからじゃなくて、単に『泣きやすい肉体を持っている』からだ。

      人前で話すと顔が赤くなる「上がり症」や、緊張するとお腹が痛くなることと全く同じ「肉体の反射」にすぎないんですって。汗をかきやすい人がいるように、涙が出やすい人がいる。僕自身、すぐに泣いてしまうほうな気がするから、めちゃくちゃ救われる考え方でした。

      現象と自己評価を切り離す

      問題なのは、この身体的な現象に対して、「自分は傷つきやすいダメな人間だ」って自分でラベルを貼ってしまうことなんだそうです。自己評価が、本来の問題をさらに深刻化させているんですって。まずは、現象(涙が出ること)と自己評価(自分はダメだ)を切り離しましょう。

      具体的な対処法はシンプル

      動画で岡田さんが提案していた具体的な対処法は、すごくシンプルでした。

      泣きそうになったら、お腹が痛くなった時と同じように、我慢せずにトイレに行けばいい。

      トイレで誰にも気兼ねなく、思う存分泣けばいい。性格を直す話じゃなくて、身体の反応にうまく対処する技術の話なんだって。この考え方、すごく楽になりませんか? 泣くことを「弱さ」じゃなくて、「体の反応」として捉えるだけで、自分を責める必要がなくなるんです。

      5. すべての問題は「解決」しなくていい

      動画の中で岡田さんが語っていたこの考え方、大胆な発想だなって思いました。でも聞けば聞くほど、すごく救われる内容だったんです。

      「解決」以外の5つの選択肢

      僕たちは悩みや問題に直面した時、無意識に「どうすれば解決できるだろう?」っていう一つの選択肢しか考えない傾向がありますよね。でも、本当にそれだけが唯一の道なんでしょうか。動画で岡田さんは、問題に対するアプローチは一つじゃないとして、以下の5つの選択肢を提示していました。

      • 真正面から取り組んで解決する
      • いったん問題から逃げる
      • 忘れないように書き留めて保存する
      • 問題そのものを忘れる
      • 誰かに話して共有する

        人間の悩みの99%は自然に消えていく

        動画の中で岡田さんが言っていた言葉が、僕にはすごく刺さったんです。

        人間の悩みの99%は、実は『解決』されるのではなく、時が経ってどうでもよくなったり、自分の知らないところで状況が変わったりするものだ。

        これ、救われるなぁって思いました。確かに振り返ってみると、数年前に悩んでいたことって、今どうなってるかも覚えてないことが多いんですよね。必死に解決しようとしなくても、時間が勝手に解決してくれていたんです。

        「共有する」は「解決する」と同じくらい強力

        動画で岡田さんはさらに驚くべき指摘をしていました。

        5番目の「共有する」は、1番目の「解決する」と同じくらい強力な選択肢である

        ええ? これって意外だなって思いませんか?問題を言葉にして誰かに伝えるっていう行為そのものが、解決策を見つけるのと同じくらいの解放感を心にもたらすことがあるんですって。「解決しなければ」っていう強迫観念が、かえってあなたを追い詰めているのかもしれません。

        まとめ:心の運転席に、再び座るために

        今回ご紹介した5つのハックに共通しているのは、「精神論ではなく、物理的なアプローチや思考の転換で心を守る」っていう視点です。

        • 心と体は「共有財産」。無理な積載は運転手であるあなたの責任。
        • 悩む前には準備運動。まずはお腹を満たす。
        • 落ち込みには時間や面積で「有限性」を与える。
        • すぐ泣くのは、メンタルの問題ではなく体の反射と捉える。
        • 問題への対処法は「解決」だけではない。「共有」も強力な一手。

        もう、自分を責めるのはやめにしましょう。あなたの心と体は、あなたが乗りこなす大切な「乗り物」です。乗り物が不調なのは、乗り物自体のせいじゃありません。運転手であるあなたが、メンテナンス方法を知って、大切に扱ってあげる必要があるんです。

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