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復職2週間前の私が知った、精神科医が教える「意外すぎる真実」

あと2週間で復職…。そう決めたはずなのに、なぜか心は重くて、不安で押しつぶされそうになっていませんか?実は私も、適応障害で休職中の今、まさにその状況にいます。復職日は決まったものの、「本当に大丈夫なのかな」「また同じことを繰り返すんじゃないか」という不安が頭から離れなくて。

そんなとき、樺沢紫苑先生の動画に出会ったんです。タイトルは「復職が辛い人へ」。正直、また励ましの言葉を聞かされるのかなと思っていたら…とんでもなく意外な話ばかりで、考え方が少し変わりました。

目次

「その辛さ、実は順調なんです」って…え?

復職への不安を抱えるあなたに、まず知ってほしい衝撃の事実があります。復職後の辛さは失敗のサインではなく、実は順調に回復している証拠だったんです。

復職後の不調は「当然」だった

復職後に気分が晴れない、体調が優れない。そんな状態になったとき、あなたはどう思いますか?「やっぱりダメだった」「また悪化してる」って思いますよね。でも樺沢先生は、動画の中でこう言い切ったんです。

復職後に調子が悪い状態が続くのは当然。うまくいかないのが当然です。

は?当然?私、この言葉を聞いたとき、正直「え?」って声に出しちゃいました。だって、辛いってことは先行きが怪しいってことだと思っていたから。

数字で見えてくる「復職の現実」

衝撃的だったのが、うつ病の再発率は50%近く。つまり、復職が50%近く失敗してもおかしくないということ。裏を返せば、復職が一度で完璧に成功する方が稀なんですって。そう考えると、私たちが「うまくいかない」と感じているのって、実は普通のことなんですね。

「基準」を変えるだけで見える景色が変わる

でも、ここで大切なのは「基準」を変えること。多くの人(私も含めて)は、休職前の一番調子が良かった頃の自分を基準にして、「それに比べて今は全然ダメだ」って自分を責めてしまいます。そうじゃなくて、病状が最も悪かった時期を思い出してみてください。何もできず、ただ辛いだけだった頃の自分を。

そこから比べれば、辛いながらもなんとか会社に行き、働けている状態って、とてつもない進歩じゃないですか?
樺沢先生の言葉を借りると「復職して辛いけど、3ヶ月、半年働けている人はものすごく素晴らしいこと。ものすごくうまくいっていると言ってもいい」んです。

「低め安定で十分」。この言葉、なんだか勇気をもらえませんか?

人生の分岐点で気づいた「本当にやるべきこと」

復職後の辛い時期って、実は人生を左右する重要な局面なんだそうです。ここで踏ん張れるかどうかが、メンタル疾患を乗り越え、その後の人生を安定させられるかを決める分岐点。でも「踏ん張る」の本当の意味を、私は勘違いしていました。

「踏ん張る」は無理することじゃない

「踏ん張る」って、無理して仕事のパフォーマンスを上げることじゃないんですって。復職によって新たに発生する仕事の疲れやストレスが、まだ回復途上の心身に蓄積する。だからこそ、今やるべきは日々溜まっていく疲労を排出し、心と体を「整える」仕組みを作ること。

基本的な生活習慣こそが最強の武器

具体的には、睡眠・運動・朝散歩という3つの生活習慣を徹底的に見直すことが必要なんです。特に「朝散歩」。朝の光を浴びながらリズミカルな運動をすることで、精神を安定させる脳内物質セロトニンが活性化します。たとえ5分や15分でも、これは「病気を治すための非常に大きな一手」であり、「治療の一環」なんですって。

やはり、基本的な生活習慣が一番大切なんですね。辛い今この時期こそ、自分の土台を立て直す最大のチャンス。樺沢先生の「ここが運命の別れ道と思って、改めて生活習慣改善ということをしっかりとやって欲しい」という言葉が、すごく心に響きました。

「退職」より前に考えるべき、もう一つの選択肢

辛さがピークに達すると、どうしても「退職」という二文字が頭をよぎってしまいますよね。でも、退職は一度決断すると元には戻れない、取り返しのつかない選択です。ここで樺沢先生が教えてくれた考え方が、目からウロコでした。

「辞めるか、辞めないか」じゃない

考えるべきは「辞めるか、辞めないか」ではなく、「このまま続けるか、それとも一度休んで仕切り直すか」の二択なんです。なるほど!退職を選択するのではなく、休むことを選択肢に入れるのか。

2つのパターンで判断する

樺沢先生によると、辛さを感じている人には二つのパターンがあります。一つは、本人が思うように仕事ができていないと感じつつも、客観的には最低限の業務はこなせているパターン。もう一つは、実際に業務に支障が出ているパターン。前者なら、辛くてももう少し続けてみる道があるかもしれません。

でも後者だったり、限界だと感じたりした場合は、「もう一度休職する」という選択肢を検討する。

再休職は「賢明な戦略」

再度休職するのは気まずいかもしれませんが、それって実は賢明な戦略なんですって。仕事のプレッシャーがない状態で生活習慣の立て直しに集中し、重要な決断を先延ばしにする。そうして心身が万全の状態で、改めて将来を考える時間を作る。

本当に退職が現実的になるのは、会社の休職期間(2〜3年)を全て使い切っても復帰が難しい時。「退職っていうのはいつでもできるから、焦ってする必要はない」この言葉、本当に心が軽くなりました。退職はいつでも使える切り札。だからこそ、焦る必要はないんですね。

復職2週間前の私から、同じ不安を抱えるあなたへ

樺沢先生の動画を見て、私の復職への不安は完全になくなったわけではありません。でも、見える景色は変わりました。復職後の辛さは、失敗のサインじゃない。順調に回復している証拠なんです。苦しい時期は、生活習慣という土台を見つめ直し、人生を立て直すための重要な分岐点。

もし本当に限界を感じても、「退職」というカードを切るのは最後の手段。その前に「もう一度休む」という賢明な選択肢があることを忘れちゃいけませんね。辛さは、失敗の証じゃなくて、再び歩き始めた証拠。今はまっすぐな道でなくても構わない。一歩ずつ、自分のペースで進んでいけばいいんです。

あと2週間で復職する私も、きっと辛い時期がやってくるでしょう。でも今は、その辛さの意味を知っています。あなたも、一人じゃありませんよ。

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