MENU

【怠けることは悪いこと?】人生を楽に生きるためのメソッド

あなたは「何もしない時間」を心から楽しめますか?私は適応障害で休職中なのですが、ずっと「怠けちゃダメだ」と自分を追い込んでいました。休職しているのに勉強をして、スキルアップしようとして、気がつけば心が休まることがない毎日。そんな時に出会った動画が、私の価値観を変えてくれたのです。

目次

「怠惰は悪」という思い込みが、私たちを苦しめている

休職中なのに罪悪感でいっぱいの毎日。きっとあなたも、こんな経験ありませんか?「本当は休みたいのに、なぜか休めない」「常に何か生産的なことをしていないと、なんだか申し訳ない気持ちになる」。私たちはいつの間にか、休むことに後ろめたさを感じ、働き続けることこそが正しい生き方だと信じ込むようになってしまったんですよね。

動画で学んだ衝撃の事実:人の価値は生産性で決まらない

動画では、社会心理学者デヴォン・プライス氏の著書『怠惰なんて存在しない』について詳しく解説されていました。著者自身も、起きている時間をすべて生産的な活動で埋め尽くして心身に不調をきたしたとのこと。唯一の治療法が「生産性ゼロの純粋な休養」だったという経験をされているそうです。

でも私、最初は正直信じられませんでした。だって、人の価値って生産性で決まるものじゃないの?適切な職業を選んで、生産性を高めることが大切だって、ずっと思っていたから。

働いても報われない時代の現実

ところが、動画で紹介されていた経済学の事実が、私の考えを完全に変えてしまいました。頑張って働けば必ず報われるなんて、もはや幻想だったんです。

ピケティの法則が教えてくれた、残酷すぎる現実

フランスの経済学者トマ・ピケティが発見した法則をご存じでしょうか?

R > G (資産運用によるリターン率 > 労働による所得の上昇率)

私はピケティについて知っていたんですが、改めて考えてみると本当に衝撃的でした。必死に働いて得る賃金の上昇率よりも、株式や不動産への投資で得られる収入の増加率の方が高い。つまり、「頑張れば必ず報われる」という神話は、経済の構造上、成り立ちにくくなっているんです。

頑張れば報われるわけではないってことが、経済学上では証明されてしまっているんですよね。なんだか悲しいけれど、これが現実なんです。

「怠けたい」は心からのSOS信号だった

動画を見て、私が一番驚いたのが「怠けたい」という感情についての解釈でした。私はずっと、やる気が出ない自分を責めていたんです。

怠けたい気持ちは、実は健全な生理現象

著者によると、「怠けたい」という感情は決してネガティブなものじゃないんです。心と体が「回復を必要としている」と発している、極めて重要な警告信号なんだそう。お腹が空けば食べ物を探すし、眠くなれば横になりたくなりますよね。

「怠けたい」という感情は、心身が消耗していることを知らせて、自動的に回復を促すための健全な生理現象だったんです。私、この話を聞いた時に本当に驚きました。怠けたいという気持ちが自動的に回復を促すための健全な反応だなんて、全然知らなかったから。

人間は8時間も集中できないという真実

働く時間についても、目からウロコの話がありました。私たちは当たり前のように1日8時間働いていますが、人間が本当に高い集中力を保てる時間って、実はたった2〜3時間程度なんだそうです。

8時間のうち、本当に集中しているのはほんの一部

心理学者アネット・タウラー氏の研究によると、多くの人は8時間の勤務時間のうち、実際に集中しているのはごく一部。残りの時間は軽食の準備、同僚との雑談、SNSの閲覧やネットショッピング、単純作業などに費やされているんです。なんとなくわかっていたことだけれど、やっぱりずっと集中するのは難しいんですね。

「良い仕事のために休む」という罠

動画で一番恐ろしさを感じたのが、「良い仕事をするために休む」という発想についてでした。私はまさに、翌日以降の仕事のパフォーマンスを良くするために休もうと考えていたから。

生産性の呪縛から本当に抜け出すには

著者は「生産性を上げるために休む」ことを推奨していません。休息の本当の目的は、仕事と切り離された純粋な休日を取り、人生そのものを楽しむためなんです。「良い仕事をするため」という目的で休む限り、私たちは生産性の呪縛から逃れることができない。この言葉には、本当にハッとさせられました。

ただ生きているだけで、あなたには価値がある

動画では、ペットのチンチラの例が紹介されていました。ペットは何か生産的な活動をするわけじゃないけれど、ただそこにいて、食べて眠っているだけで私たちに価値を与えてくれます。

「存在すること」そのものを尊重する生き方

人間も同じように、ただ存在しているだけで十分に価値があるはず。よく聞く言葉だけれど、私は正直「本当かな?」と疑問に感じていました。でも、健全な考え方ではありますよね。仕事マシーンのようになるよりは、ずっとましな考え方だと思います。

もし仕事の能力や若さ、容姿に価値を置くなら、加齢によってそれらが衰えた時、自分を「無価値だ」と感じてしまうでしょう。だからこそ、人の価値を生産性や能力で測るのではなく、「ただ存在すること」そのものを尊重する考え方が大切なんです。

「生産性ゼロの純粋な休日」を実践してみよう

動画を見て、私が一番反省したのがここでした。自分の価値が生産性によって決まらないと理解できたら、次に行うべきは「生産性ゼロの純粋な休日」を意識的に取ることなんです。

本当の自分の気持ちに従って過ごす時間

その日に達成したタスクの数で一日を評価するのではなく、自分の本当の気持ちに従って、自由に時間を過ごしてみる。「朝から一日中ゲームをする」「家でただゴロゴロする」など、生産性を全く意識しない活動に没頭するんです。
あー、これは全然やれてなかったなぁ。

どうしても「スキルを上げなきゃ!」という無意識の気持ちで行動していたから。生産性ゼロの純粋な休日、意識的に取ってみようと思います。

自分を守る「成熟した選択」をしよう

生産性ゼロの休日を確保するためには、他者からの依頼を断る勇気も必要になります。でも、自分の限界を認めて、心身の健康を守るために依頼を断ることは「弱さ」ではありません。それは、自分自身に対する責任を果たそうとする「成熟した選択」であり、「強さの証」なんです。

私たちはもっと、自分に優しくなってもいいんじゃないでしょうか。もし、生産性を一切気にしなくていいとしたら、あなたは本当は何をして一日を過ごしたいですか?きっと、あなたの心の奥底にある答えが、本当のあなたらしい生き方のヒントになるはずです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次