適応障害で休職してから、毎日が不安でいっぱいだった僕。そんなとき出会った精神科医・樺沢紫苑氏の動画が、僕の幸せに対する考えを変えてくれました。「成功だけが幸せじゃない」という言葉に、どれだけ救われたか。同じように悩んでいるあなたにも、きっと響くはずです。
幸福には「基本給」と「ボーナス」がある?この考え方に目から鱗だった
動画で樺沢氏が語っていた幸福の3つの種類について聞いたとき、「えっ、そんな分け方があるの?」って驚きました。今まで僕が考えていた幸せって、全部ひとまとめだったんです。
セロトニン的幸福とオキシトシン的幸福が「基本給」
樺沢氏の説明によると、セロトニン的幸福(健康の幸福)とオキシトシン的幸福(つながりの幸福)は、人生における「基本給」なんだそうです。確かに言われてみれば、僕は休職中でも幸せは感じてたんですよね。
- 毎朝起きて、ご飯を食べることができる
- 友人がメッセージをくれる
- 毎日ブログ日記で学ばている
今思えば、体調を崩して寝込んだときに「普通に歩けるって奇跡だな」って思ったもんなぁ。
ドーパミン的幸福は「ボーナス」
一方で、ドーパミン的幸福(成功、達成、お金の幸福)は「ボーナス」。確かに嬉しいけれど、一時的で不安定なもの。僕がずっと追いかけていたのは、まさにこの「ボーナス」でした。
- 昇進したい
- 評価されたい
- 同期より上に行きたい
でも、それを追い求めるあまり、基本給である健康やつながりを犠牲にしていたんです。動画を見ながら「あー、僕って土台がグラグラなのに高層ビル建てようとしてたんだ」って納得しました。
「無理に挑戦しなくてもいい」この言葉にどれだけ救われたか

世の中って「コンフォートゾーンから出ろ」「常に挑戦しろ」っていうメッセージで溢れていますよね。休職中の僕には、そういう言葉がプレッシャーでしかありませんでした。
今の幸せを守ることも立派な人生選択
でも樺沢氏は動画の中で「良好な人間関係があって、日々の生活に満足しているなら、それを10年後も維持することは素晴らしいこと」って言っていたんです。この言葉を聞いたとき、胸の奥がじーんと温かくなりました。無理して背伸びしなくても、今ある幸せの「基本給」を大切にすることも、ちゃんとした人生の歩み方なんだって。
予測不可能な「ボーナス」より、確実な「基本給」を育てる
僕は今まで、不確実な成功ばかりを追いかけていました。でも動画を見て気づいたのは、まずは確実にコントロールできる健康やつながりを大切にすることの重要さ。休職してから、規則正しい生活を心がけるようになったし。友人とも、仕事の愚痴ではなく、もっと素直な話ができるようになった気がします。
幸せは「探す」ものじゃなくて「気づく」もの

動画の後半で樺沢氏が語っていた「青い鳥」の話も印象的でした。幸せって、遠くを探し回るものじゃなくて、実はすぐ近くにあるんですよね。
僕が始めた「感謝日記」が人生を変えた
動画で推奨されていた「感謝日記」を、僕もやってみたことがあります。毎日、感謝できることを3つ書き出すだけ。最初は「そんなの意味あるの?」って思っていたんですが、続けてみると本当に見える世界が変わるんですよね。例えばこんな感じ。
- 朝、コーヒーが美味しく感じられたこと
- 好きなカレーを作ったこと
- 夜、ぐっすり眠れたこと
こんな些細なことばかりで大丈夫です。書いていると「あ、僕って意外と恵まれてるんだな」って心から思えるんです。
ブログを書くことで気づいた「目に見えない幸せ」
僕は、休職中に日記代わりにブログを書き始めています。最初は暇つぶしのつもりでしたが、記事にしていく過程で「あれ、僕の日常って悪くないじゃん」って気づくことが多くて。色んなことを書きながら「幸せって案外身近にあるんだな」って思いました。
アウトプットすることで初めて見えてくる幸せってあるんですね。
あなたも今日から「幸せの基本給」を意識してみませんか?

樺沢氏の動画を見て学んだことは、本当の幸福って何かを手に入れることじゃなくて、今ここにある豊かさに気づく心の技術なんだということ。もしあなたが僕と同じように「なんだか満たされない」って感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。あなたの周りにある「目に見えない幸せ」は何ですか?
きっと今日も、新しい幸せに気づけるはず。そして明日は、今日より少しだけ幸せな一日になる。休職中の僕でも見つけられた幸せの「基本給」。あなたにもきっと見つけられるはずです。
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