「自分はなんてメンタルが弱いんだろう…」適応障害で休職中の私は、毎日のようにそう思っていました。朝起きても体が重くて、何をする気にもなれない。そんな日々が続いていたんです。でも、ある日視聴した動画が、私の考え方を変えてくれました。
動画では、厳しい営業の世界で業界内世界第2位の記録を打ち立てた権藤優希さんが、メンタルの鍛え方について語っていたんです。動画の中で語られていたのは「心の強さは生まれつきの才能ではなく、筋トレのように後から鍛えることができる」という言葉。
今回は、動画で学んだ5つの法則をご紹介します。「自分の時間と意識を、受け身ではなく主体的にコントロールする」という考え方がベースで、今日からでも始められるものばかりです。
暇な時間が一番危険だった。「やることリスト」で心を守る方法
動画を視聴するまで気づかなかったのですが、私がネガティブな思考に陥るのって、いつも暇な時だったんです。ここでは、なぜ暇な時間が心にとって危険なのか、そして具体的にどう対処すればいいのかを動画から学んだことをお伝えします。
なぜ暇な時間が危ないのか
動画では「人が最もネガティブな思考に陥りやすいのは、忙しく働いている時ではなく暇な時」と解説されていました。これ、本当にその通りだと思います。人間の脳は、特に何もすることがないと、自然と悩み事や問題点を探し始めてしまうんですって。
仕事や勉強に追われている日中は気にならなかったことも、夜になると「自分は何のために頑張っているんだろう…」なんて、考えなくてもいいことまで考えてしまいますよね。以前大愚和尚さんの動画について記事を書いたときも、同じようなことを学んだんです。暇であることが良くないって。
「悩む隙」をなくす具体的な方法
動画で紹介されていた解決策は、「暇な時にやることリスト」を事前に作っておくことでした。たとえば、メモ帳にこんな感じで書き出しておくんです。
- Netflixで気になっていた『イカゲーム』を観る
- 新しくできたスターバックスに行ってみる
- マッチングアプリで誰かをデートに誘ってみる
空き時間を埋めるためのポジティブ、あるいはニュートラルな行動をあらかじめ決めておくことで、ネガティブな思考が入り込む余地をなくすんですね。動画では「お前が落ち込む時は暇でついつい考えすぎてしまう時なのだ」という言葉が印象的でした。本当にその通りだなって。
読書がストレス解消に最強って、本当だった

ストレスを感じた時、あなたは何をしていますか?ゲーム?散歩?音楽を聴く?動画で知って驚いたのが、科学的に最も効果が高いストレス解消法は「読書」だということ。正直、最初は信じられませんでしたが、自分の体験と照らし合わせてみると納得できる部分がたくさんありました。
読書のストレス軽減効果がすごすぎる
動画では、イギリスのサセックス大学の研究が紹介されていました。なんと読書にはストレスを68%も軽減する効果があるんですって!他のアクティビティと比較したときのストレス軽減は次のとおり。
- 読書:68%
- 音楽鑑賞:61%
- コーヒー・紅茶:54%
- 散歩:42%
- ゲーム:21%
読書が68%!?マジか!?って思いましたよね。でも、考えてみれば納得できる部分もあるんです。私自身、休職中にブログを執筆する中で様々な活字を見るようになったのですが、確かに集中できるし、しかも悩むことがなくなったんですよね。だから読書が効果的なのは、体感的にも本当に共感できます。
ゆっくり読むことがポイント
動画で強調されていたのは、速読ではなく、ゆっくりと本を読む方がストレス軽減効果は高いという点でした。心が折れそうな時や悩みがある時に本を手に取れば、物語の世界に没頭することで現実から一時的に離れられます。しかも、本の中に問題解決のヒントを見つけることもできるんです。
精神科医が書いた本、成功した経営者の本など、先人たちの知恵が詰まった一冊が、心に活力を与えてくれる。動画でそう学んでから、私も意識的に読書の時間を増やすようにしています。
「復讐リスト」という名前は怖いけど、実は前向きなテクニックだった

動画で紹介されていた「復讐リスト」という言葉を聞いた時、正直「怖いんだけど(笑)」って思いました。でも内容を知って、考え方が変わったんです。これは傷ついた経験を、自分を成長させるための強力な武器に変える方法だったんですね。
傷つけられた言葉を成長の燃料に変える
他人から心ない一言を言われたり、見下されたりして、心が深く傷つくこと、ありますよね。でも、言った本人は次の日には忘れていることがほとんど。動画で紹介されていた「復讐リスト」は、ネガティブな体験を自分を成長させるための燃料に変えるテクニックなんです。やり方は簡単。ノートに次の3つを書き出すだけです。
- あなたを傷つけた相手の名前
- 言われた言葉
- 具体的にどのような努力と結果で相手を見返すか
「被害者」から「主人公」へ
動画では、お笑い芸人の山里亮太さんも、嫌なことを言われた経験をメモに書き留め、それを面白いネタを作るためのエネルギーに変えていたというエピソードが紹介されていました。無力な「被害者」から、怒りや悔しさを原動力にして前進する「主人公」へと変えてくれる。
「被害者」から「主人公」という視点変更のために有効なのは、本当になるほどなと思いました。「言葉ではなく結果で見返す」という強い意志が、次のステージへと押し上げてくれるんです。
落ち込む時間に締め切りを設ける。これ、マジで効く

動画で学んだ中で、特に「これは!」と思ったテクニックが、落ち込む時間にタイマーをかけるという方法でした。一見すると「無理やり感情を抑え込む」ように聞こえるかもしれませんが、実際は自分の心を守るための賢い戦略なんです。
際限なく落ち込むのを防ぐ仕組み
学校の授業がチャイムで強制的に終わるように、自分が落ち込む時間にも「終了時刻」を設定するという考え方です。
人は、落ち込んでいられる時間があればあるほど、際限なくダラダラと悩み続けてしまいます。動画でも「人は凹んでいられる時間があればあるほど、ダラダラと悩み続けてしまう」と解説されていました。
「落ち込んでいる時は無理せず休んだ方がいい」と思いがちですが、動画によればこれは逆効果なんですって。なぜなら、暇な時間はさらなるネガティブな思考を生む温床になるから。
私が実践しているモーニングページとの共通点
実は私、朝起きた瞬間にモーニングページと呼ばれるテクニックで悩みなどを大量にノートに書きだす時間を設けているんです。動画で紹介されていた「落ち込む時間」にタイマーをかける方法と、モーニングページって考え方が似ているなと思いました。朝に悩み切れるので、一日スッキリした気持ちで過ごせている気がするんですよね。
動画での実践方法もシンプルです。たとえば、夕方17時からアルバイトの予定があるなら、「悩むのは16時まで」と自分の中で固く決めてしまう。そして時間になったら、気持ちがどうであれ、強制的に思考を切り替えて行動に移すんです。感情に流されるのではなく、自分の意識を自分でコントロールする訓練なんですよね。
朝イチで「理想の一日」を設計する習慣が、人生を変える

動画で最後に紹介されていた習慣が、一日の始まりに「今日過ごしたい理想の一日」をメモに書き出すことでした。これが5つの法則の中で、私が最も効果を実感している習慣かもしれません。
なぜ朝に書き出すのか
強いメンタルを持つためには、日々の行動がブレないことが重要です。でも、私たちの決意は脆くて、「明日から本気出す」と誓っても、次の日にはSNSの通知や友人からの誘惑に簡単に流されてしまいますよね。動画では、たとえばこんな感じで書き出すことが提案されていました。
- 今日は図書館に行って勉強で5ページまで進める
- 帰りにサウナに寄る
- 夜は読書か映画を見る
朝一番に計画を書き出す行為は、一日の行動の指針となる「マーカー」の役割を果たすんですって。紙に書かれたスケジュールがあると、それを遂行しようという意識が働き、無駄なことに時間を費やさなくなります。
モーニングページで気づいた「本当にやりたいこと」
これもモーニングページの話と通じるのですが、たくさん朝に書き切ると、自分が本当はやりたいことが見えてくるんです。だから体感的にもオススメしたい習慣です。動画では「自分の目標に沿って一日を主体的にデザインする行為であり、確固たる心を築くための土台となる」と解説されていました。まさにそのとおりだなと思います。
メンタルは、日々の小さな習慣で確実に変わる

動画を視聴して学んだことは、心の強さは特別な才能ではなく、日々のシンプルな習慣の積み重ねによって作られるということでした。暇な時間を計画で埋め、悔しさを成長の燃料に変え、落ち込む時間にさえ締め切りを設ける。動画で紹介されていた習慣はすべて、自らの手で未来を設計するための技術なんです。
適応障害で休職中の私にとって、この動画との出会いは本当に大きなものでした。今回ご紹介した習慣は、あなたのメンタルを少しずつ、しかし着実に鍛え上げてくれるはずです。動画で学んだ5つの法則のうち、あなたが明日から試してみたいものはありますか?私は朝イチでノートを開いて、理想の一日を書き出すところから始めています。
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